お知らせ

2024年11月21日
活動報告

令和6年度 中学校等放課後活動振興モデル事業 中間報告会を開催

11月14日(木)・15日(金)の2日間で、当協会助成事業「中学校部活動モデル事業」の助成団体が参加する中間報告会を開催しました。

中間報告会は、同じ目的を持った団体同士の繋がりを持つことを目的に、令和5年度から開催しているものです。
今回は講師を3名お招きし、リレートークやワークショップ、情報交換会、各助成団体の中間報告を行いました。

リレートーク:テーマ「部活動地域移行を契機とした明るく楽しいスポーツ・文化活動の推進について」

部活動再生の必要性について説明する池上氏

リレートークでは、テーマについて特定非営利活動法人I.K.O 市原アカデミー池上正理事長、一般社団法人監督が怒ってはいけない大会益子直美代表理事、立命館大学産業社会学部中西純司教授の3名の講師よりお話しいただきました。

池上氏からは「日本特有の部活動という制度を利用して、中学生の自主性を育む場にしていけたら良い」と部活動再生の必要性を、外国の現状とご提案と共にお話がありました。

益子氏からは池上氏のお話を受けて「曜日ごとに別の競技が体験できれば、筋肉・脂質的にも偏らずにいけるのではないだろうか。中学生が小学生に教えることも学びにつながるのでは」とさらに子ども達の健康・自主性を育むためのご提案がありました。

中西氏からは、他2名の講師のお話を受け「スポーツは不便で面倒くさいことを上手になることだ。その中で人間的な豊かさや進化を得られるのではないか。」と、スポーツに対する期待と部活動に対する期待についてお話がありました。

ワークショップ:テーマ「安全で楽しいスポーツ活動のすすめ方」

まとめたグループの意見を発表する様子

ワークショップでは班に分かれて、テーマに沿った意見交換が行われました。

なかなか結論が出るテーマではありませんが、三者三様の意見が出る中で納得の声が上がる光景があったりと、それぞれの方が新しい気付きを持っていらっしゃいました。

「子ども達のため」という同じ目的を持って地域移行を進めている者同士、すぐに打ち解け活発な議論を行っていました。

ここでの気付きが現場で活かされることを期待しています。

中間報告

発表の後質問を行う様子

中間報告では、各助成団体から現状の報告と今後の計画等を発表いただきました。

放課後活動を地域移行するために整えた体制や、実際に行ってみて分かった課題・解決策等を報告していただきました。

発表後に質問の時間を設け、講師の方々だけではなく、他の助成団体の方からも質問されていたり、中間報告会の後に早速今後についてお話されている団体様もございました。

ご参加いただいた皆様をはじめとする、同じ目的を持った中学校等放課後活動の地域移行に携わる皆様がより良い事業が行えるよう、当協会は全力でサポートして参ります。

現在、令和7年度スポーツ活動等普及奨励助成事業の助成団体を募集中です。
お申込みは「2024年12月26日(木)16時まで」となっておりますので、是非ご確認ください。